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引用を表すタグblockquote・q・citeの使い方とSEO効果

作成日:2015.12.16

最終更新日:2016.05.19

カテゴリー:SEO

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別のサイトにある記事などを引用したいことはよくあるでしょう。
その際に使うのが、blockquoteタグ、qタグ、citeタグです。

1.blockquoteタグ、qタグ、citeタグの使い方

1−1.blockquoteタグ、citeタグの使い方

ここでいうblockは一続きという意味です。そしてquoteとは英語で引用するという意味です。blockquoteとはひと続きの引用を意味しています。citeも英語で引用するという意味です(ちなみにローカルSEOで使われる用語のcitationはこの言葉の名詞形です)。

外部の文章を引用する場合に、どこからどこまでが引用部分なのか?を明示的に表すために使うのがblockquoteタグです。
引用元がどこのURLであったのか?を明示するのがciteタグです。

■使用例

<blockquote>
<p>タラバガニ(鱈場蟹、学名:Paralithodes camtschaticus、英語:Red king crab)は、十脚目(エビ目)- 異尾下目(ヤドカリ下目)- タラバガニ科 (en) – タラバガニ属 (en) に分類される甲殻類の一種(1種)である。タラバガニ属はタラバガニを含む5種からなる。和名に「カニ」の名があるが、生物学上はヤドカリの仲間である。

食用に珍重され、分布域の沿岸では重要な水産資源の一つとなっている。</p>
</blockquote>

<cite><a href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/タラバガニ”>タラバガニ</a></cite>より引用

実際にはこのように表示されます。

タラバガニ(鱈場蟹、学名:Paralithodes camtschaticus、英語:Red king crab)は、十脚目(エビ目)- 異尾下目(ヤドカリ下目)- タラバガニ科 (en) – タラバガニ属 (en) に分類される甲殻類の一種(1種)である。タラバガニ属はタラバガニを含む5種からなる。和名に「カニ」の名があるが、生物学上はヤドカリの仲間である。

食用に珍重され、分布域の沿岸では重要な水産資源の一つとなっている。

タラバガニより引用

このようにblockquoteはスタイルシートでの設定にもよりますが、”が付与されたり、背景色が変わったり、左に余白が空いたりとかして、本文とは明確に見た目が違うように表示されます。またciteタグは通常は斜字体になります。

1−2.blockquoteタグの注意点

<blockquote>
引用文
</blockquote>

とたまに書く人がいますがこれは間違いで、

<blockquote>
<p>引用文</p>
</blockquote>

となります。blockquoteはブロックレベル要素しか内包できないので、こういったように書かなくてはなりません。
SEO観点、ユーザーからの見た目は別に変わりませんのでどうでもいい話であると思われるかもしれませんが、プロであれば正しいマークアップの考え方を覚えておくべきでしょう。

1−3.qタグの使い方

blockquoteタグと同じく、引用部分がどこからどこまでなのかを明示的に表すタグです。しかし、qタグの場合はもっと短く、改行が不要な短い文章を引用する場合に使います。

■使用例

タラバガニはヤドカリの仲間なので、<q>カニ類と違って、腹部に左右対称性は見られない。</q><cite><a href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/タラバガニ”>タラバガニ</a></cite>より

といった使い方をします。

実際にはこのように表示されます。

タラバガニはヤドカリの仲間なので、カニ類と違って、腹部に左右対称性は見られない。タラバガニより

といったようにスタイルシートでの設定にもよりますが引用箇所が明示されるように表示されます。

1−4.cite属性について

あまり知られていませんが、citeは属性として使うこともできます。
blockquoteあるいはqタグの属性として使用し引用元のURLを示す使い方です。
しかし、これは利用価値がないといっていいと思いますので、この節は読み飛ばしても構いません。

■使用例

<blockquote cite=“https://ja.wikipedia.org/wiki/タラバガニ” title=“タラバガニ”>

<p>タラバガニ(鱈場蟹、学名:Paralithodes camtschaticus、英語:Red king crab)は、十脚目(エビ目)- 異尾下目(ヤドカリ下目)- タラバガニ科 (en) – タラバガニ属 (en) に分類される甲殻類の一種(1種)である。タラバガニ属はタラバガニを含む5種からなる。和名に「カニ」の名があるが、生物学上はヤドカリの仲間である。

食用に珍重され、分布域の沿岸では重要な水産資源の一つとなっている。</p>
</blockquote>

実際にはこのように表示されます。

タラバガニ(鱈場蟹、学名:Paralithodes camtschaticus、英語:Red king crab)は、十脚目(エビ目)- 異尾下目(ヤドカリ下目)- タラバガニ科 (en) – タラバガニ属 (en) に分類される甲殻類の一種(1種)である。タラバガニ属はタラバガニを含む5種からなる。和名に「カニ」の名があるが、生物学上はヤドカリの仲間である。

食用に珍重され、分布域の沿岸では重要な水産資源の一つとなっている。

ご覧になるとわかると思いますが、URLを明示しているにも関わらずリンクにもならず、リンク先のURLの表示もでません。ということで、この属性は何らユーザーに対して情報を提供するものではなく、システムのためだけに使用される機能です。ではシステムとしては何に使っているか?なのですが、全くもって不明であり使用価値が不明です。

cite属性は使用する意味はないといっていいでしょう。

2.blockquoteタグ、qタグ、citeタグのSEO効果

※2015年1月7日追記
SEOの効果についてはGoogle社の発表においても2つの見解があり、実はよくわかりません。

マット・カッツ氏は「blockquote タグを使って引用元にリンクバックしておけば重複コンテンツ扱いされないと」といった旨のことを話しています。
しかし、ジョン・ミューラー氏は「blockquote タグをGoogleは利用してはいない」といった発表を行っています。

同じGoogle社のスポークスマンでありながら、意見が一致しません。以下は、マット・カッツ氏の見解を私が解釈したものとして御覧ください。
詳しくは、「引用をblockquoteタグで囲っても重複コンテンツ対策にはならない」を御覧ください。

2−1.blockquoteタグの効果

特にSEOの観点から重要なのがblockquoteタグです。
Googleは情報の薄いページ、独自性のある情報が少ないページに対してネガティブな評価を下します。

他のページから情報を引用した場合には、

「このページは独自の情報が少ないぞ」

とGoogleから判断され、ネガティブな評価を下される可能性があります。

多くのスパマーは自分でコンテンツを作る手間を惜しんで、他のページから情報を自分のWebサイトのページにコピーペーストして作成しています。オリジナルではなく、単なるコピーのページが検索上位に表示されてしまうと、検索ユーザーの利便性を損ねてしまうわけです。
それゆえに、他のページからコピーされた情報をGoogleは低く評価します。また、単にコピーされた情報を低く評価するだけではなく、情報の質が悪いとWebサイト全体を評価することがあるのです。

特に2011年2月に導入されたパンダアップデートと呼ばれる大幅な順位評価基準の改定後、この傾向が顕著になったといえます。

SEOスパムを行うつもりがなく、いい情報だから引用した場合でもこのようなネガティブな評価を下される危険性があるわけです。この危険を回避するのがblockquoteタグなのです。
blockquoteタグをつけておき、引用先のページにciteでリンクしておけば、Googleはこう判断します。

「blockquoteタグがあるね。
このタグの中にあるキーワードについては、検索結果に表示させようというつもりはないということだね。OK、了解だよ。
citeタグでWikipediaから引用って書いてあるな。オリジナルはWikipediaの方だね。」

というように判断します。blockquoteがない場合だとこのように判断するかもしれません。

「この文章はよく書けているな。検索順位をあげてやる必要がありそうだな。ん、でも待てよ、この文章はWikipediaと一緒じゃないか。まったく労力をかけていないのに、よく書けているように見せかけて、検索結果上位に表示させようという魂胆なんじゃないか?」

悪気がなくてもこのように判断される可能性があるということです。なので、引用する場合はblockquoteを使うことが望ましいのです。

2−2.qタグの効果

blockquoteタグと同じです。一つの段落の中の一部分だけ引用したい場合はqタグを使えばいいのです。
ほんの一部分の引用であってもblockquoteを使って差し支えありません。その場合は、短い文章が段落になってしまいますが、それでもよければ別にblockquoteで構わないわけです。

2−3.citeタグの効果

通常は引用した部分の内容をblockquoteで指定して、引用元ページにaタグでリンクすればそれで十分です。
aタグでリンクした場合は、引用元であるからリンクしたのか?それともただ単にリンク先のページを紹介したかっただけなのか?検索エンジンから意図がわからない可能性があります。

とはいえ、blockquoteで指定してあればスパムとして扱われる危険性は回避できるので、わざわざciteタグをマークアップしなくても構いません。Webサイトを閲覧するユーザーにとってはciteタグがあってもなくても見栄えはほとんどかわりません。また、万が一検索エンジンがリンクした意図を読み間違えたとしても問題はないわけです。

実務的にはそれほど利用価値のあるタグではありませんので、「citeタグを使わなくっちゃ」と無理にマークアップする必要はありません。

3.一般のユーザーも検索エンジンも同じであるという原則

そもそも、blockquoteを指定する文章は「これは引用です」と閲覧しているユーザーに示すことです。
誰かが作成した文章には著作権が存在します。文章を利用する場合は、著作権法の定めるルールに従えば引用として使うことができることになっています。

では著作権法の定めるルールとはなんでしょうか。

他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。

  1. 他人の著作物を引用する必然性があること。
  2. かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
  3. 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
  4. 出所の明示がなされていること。(第48条)
    (参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

文化庁 著作物が自由に使える場合より引用

これを見ると、書式の観点からの著作物の引用要件を満たすためには2.4.を満足させる必要があることがわかります。
そのための仕組みがblockquoteであり、qであり、citeであるわけです。

正しく著作物を引用するための仕組みをHTMLで実装したものがこれらのタグです。
適法に引用することで、結果的に検索エンジンにも適切に評価されるようになるということなのです。

引用を定める著作権法第32条の解説はこちら:【Web担必読】「引用」の定義とは?著作権法第32条の基礎知識

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