発想の転換でこんなことできる!クラウドソーシングの凄ワザ8選
はじめに
LancersやCrowdworksといったクラウドソーシング、あなたは使っていますか?
当社はバリバリ使ってます。とても便利だからです。
クラウドソーシングは、外注に発注する場合のコストの安さといった一面ばかりがクローズアップされがちです。
しかし、そればかりではないのです。
「いつでも」「さまざまな人に」「どんな仕事でも」「必要なだけ」依頼をかけることができる。
この面こそが、クラウドソーシングの最大のメリットなのです。
水道の蛇口を想像してください。あれって、考えてみたらものすごく便利な装置ですよね。
水を必要なときに必要なだけ購入することができるわけです。
クラウドソーシングはこれと一緒で、
「労働力を必要なときに必要なだけ」購入することができるのです。
これは、ものすごい革命的なことです。
まだ利用したことのないという方も、利用してみることをお勧めします。
発想の転換をすることで、コスト削減だけではなく、今まで全くできなかったことができるようにもなります。
さて、前置きが長くなりました。
本題に入りましょう。
クラウドソーシングこんな使い方
1.アンケート調査に使う
これはわりと普通の使い方なのですが、今まではアンケート調査を専門の業者に依頼しようとしたら、数十万円といった高額な費用がかかるのが普通でした。
しかし、クラウドソーシングの「タスク」機能を使えば、即席のWeb上のアンケートフォームを作れます。所要時間は質問文ができていればわずか10分程度。とても簡単です。
終了したら専門業者に依頼した場合と同じように、CSV形式でアンケート結果をダウンロードできます。
ごく簡単な調査であれば所要コストわずか数千円で調査を行うことが可能です。
2.「ユーザーの声」などのコンテンツの作成
「ユーザーの声」といった、類似製品やサービスを使っている人の声を集めたコンテンツは、検索経由でのアクセスが多く取れる可能性があります。
何故かというとそれは、「関連性が高く、しかもオリジナルなコンテンツ」だからです。
検索エンジンは、「検索したキーワードに対する答えが書かれているページ」を高い順位で表示しようとします。
こうした、ユーザーが実際に使ったというレビューにはこの答えが自然に含まれる可能性が非常に高いのです。
しかし、実際に製品やサービスを使っているといった声を集めるのは非常に手間がかかる作業です。
このようなコンテンツを「タスク」を利用することでそれほど苦労することなく集めることができるます。
とはいえ、書かれている内容が全て正しいとはいえないので、真偽を吟味する必要はあることは最後に付記しておきます。
また、回答を元にExcelを使って簡単にグラフを作ったりとかできます。(この場合は、自由回答でなく選択肢から選択させたほうがよいでしょう。)
このような調査は重宝される可能性があります。
3.A/Bテスト用のバナーの作成
当社はリスティングの運用も行っていますが、バナーの作成にクラウドソーシングを活用することがあります。
バナーに含めるキャッチフレーズを決めておき、コンセプトを明示してタスク形式でバナー作成の募集をかけるのです。
作る人が違うので全く違ったテイストのものができあがってきます。
社内に1人しかデザイナーがいないと発想力には限界がありますし、別な業務で手が回らないこともあります。
でもクラウドソーシングを使えば、予算さえあれば無限のパターンを作れて、しかも時間もあまりかかりません。
品質はまちまちになってしまう可能性はありますが、良い結果の出た作品を分析し、社内で改めてブラッシュアップして利用していけばよいのです。
4.リスティング広告の広告文の作成
広告文によってクリック率も大きく変わってきますし、最終的なコンバージョンに大きな違いが生まれます。
これまたバナーと同じで担当者の発想力の限界があるので、クラウドソーシングを使ってみるという選択肢は一度試してみる価値があります。
まったく考えつかなかったような広告文が送られてくることもあり、新鮮な驚きがあるかもしれませんよ。
5.問い合わせフォームのテスト
問い合わせフォームのテストは非常に重要です。
いくら集客しても問い合わせフォームが動作していなければ、全て意味がなくなってしまいます。
しかしテストは非常に難しく面倒で、思わぬ見落としがあったりするので非常に怖いポイントです。
また、自分のパソコンなりスマホではストレスなく動作するものの、違う環境では動作しなかったり、動作はしてもストレスが高い動作だったりするかもしれません。
これもクラウドソーシングのタスクを使って動作の検証をすることをお勧めします。
当社では新しいサイトの問い合わせページができると、自社でテストを行ったうえで、さらにクラウドソーシングのタスクを使って100人程度に動作の検証を行ってもらっています。
依頼の際には、どのような環境でテストしたのかを必ず入力してもらうことが重要です。
特定のAndroidのバージョンでのみ問題が発生するといったことを把握することができます。
6.興味ある方へについでに告知できる
例えば、「特定の商品に興味のある人」に対してタスク募集を出し、自社のWebサイトを見てもらって感想を書いてもらいます。
感想に基づいてサイトの改善ができるので、この作業自体の意義も大きいものです。
さて、この作業を行ってくれた方は商品に興味があるので、そのうち購入してくれる可能性があります。
せっかくなのでリマーケティング(リターゲティング)してしまいましょう。
リマーケティングというのは一度Webサイトを訪れると様々な別のサイト上でストーカーのように追っかけられる広告です。
もともと興味のある人なので、その後も追いかけることで、本当に顧客になる確率も高いのです。
まあ、これのみを目的に最初から募集をかけるのは倫理的にマズいと思いますが・・・。
7.キャッチコピーの作成
これは裏ワザでもなんでもないのですが、キャッチコピーはコンペで募集することがおすすめです。
質の低いものももちろんありますが、かなりよく練られたコピーも多数あります。
「キャッチコピーの作り方|名作に学ぶ5つのテクニック」でも説明していますが、キャッチコピー作りにはとにかく多数の案が必要です。
1人の人間ですとどうしても発想が凝り固まってしまいますが、多数の人がさまざまな切り口で考えてくれるので、それを知れるだけでも価値があります。
以前利用したとき、多数の作品から最終候補を絞ったところ、1人の応募者の作品がいくつも選考に残っていました。
やっぱりデキる人はデキるのだなあと感心したものです。
8.リアルに足を運ばないといけない仕事
地域に根ざしたコンテンツを作るにあたって、現地の写真を撮ったりする必要があります。
遠隔地に撮影に行ったりすると、コストや時間がかかって、難しい面があります。
しかし、クラウドソーシングならば、現地にいる人に依頼することは比較的簡単です。
また、コンテンツ作成にあたって、リアルな生の写真が欲しい時があります。
素材集を使うことも多いとは思いますが、こういった素材だと訴求力が足りないことが多いですよね。
モデルの募集をかける時もあります。あえて素人っぽい人を探すなど、色々な条件を出すことができます。モデルの派遣会社に頼むよりはるかに安いです。
日本だけでなく、特定の国に住んでいる日本人向けの取材なども可能なので、たいへん便利です。
最後に
実は本当の意味での裏ワザというものはもっといろいろあり、色々な募集を見ていると、
「これはどう考えても倫理的にアウトだろう」
ってものも多数あります。
そういう募集は一時的には効果があるかもしれませんが、いずれアカウント停止されたり、悪い評判が立つ可能性もあるためお勧めはしません。
でも発想次第でさまざまなことが可能になるクラウドソーシングは、新たな可能性を開く素晴らしいツールです。
これは余談ですが、私はちょっとした日曜大工的なものを作ってもらったりとか、Q&Aサイトで誰も面倒で答えてくれないようなことを聞いたりとかそんなことにも使っていたりします。
仕事の仕方が根本から変わるクラウドソーシング、いろいろ使い方を工夫してみてくださいね。
実際に使ってみたい!と思った人はこちら:「有名クラウドソーシング5サイトの特徴と比較」