ウェブサイト立ち上げ前に考えるべき4つのポイント【集客できるウェブサイトを作ろう!】
このページをご覧いただいている方には
「Webサイトを立ち上げて集客をしたい」
とお考えの方が多いでしょう。
あるいは、「Webサイトはすでにあるけれどうまく運用できていない、売り上げにも繋がっていない」という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事は、そんな方に向けて「Webサイトを立ち上げて集客し、売り上げに繋げる」ための基本的な考え方を、なるべくわかりやすく解説することを目的としています。
Webサイトで集客をするには一体どうすれば良いのでしょうか。
結局はまとまった資金がないと、強いWebサイトは作れないのではないかと感じる方もいるかもしれません。
確かに潤沢な資金はWebサイトを育てる際に非常に有利です。
しかしビジネスの強みを生かして価値の高い情報を発信していくことで強いWebサイトを育てることは十分に可能です。
小さな事業者であっても1日数千人以上が訪れるWebサイトを持つことは決して夢物語ではないのです。
Webサイトを立ち上げる前に考えるべき4つのポイント
さて、Webサイトで集客をしてそれを売り上げに繋げるためには、いったいなにをすれば良いのでしょうか。
まずやるべきことは「これから作るWebサイトにどうやって価値を持たせるか」を考えることです。
「Webサイトに価値を持たせる」といわれると抽象的でわかりにくいと感じるかもしれませんが、要は「見たくなるWebサイトにしよう」ということです。
では「見たくなるWebサイト」にするためには何が必要なのでしょうか。
1.なにを掲載するか決める
Webサイトを作るのであれば、当然ながら「なにを掲載するか」を決めなければなりません。
「そんなのは当たり前だ」と感じる方が多いかも知れませんが、うまくいっていないWebサイトはこれが明確に定まっていないことが多いのです。
やみくもにWebサイトを立ち上げて、とりあえず会社のニュースを載せたり、社長の日記を連載しても集客に繋げることは難しいでしょう
※会社のニュースや社長の日記を掲載するのが悪いということではありません。戦略無くとりあえず載せても効果を得ることは難しいという意味です。
「なにを掲載するのか」は非常に重要で、Webサイトが成功するか失敗するかは8割方ここで決まると言っても過言ではありません。
今現在Webサイトでの集客がうまくいっていないのであれば、まずここから見直す必要があります。
これは単純ですが非常に奥が深く、その後の運用にも大きく関わってきますので、ビジネスの目線からしっかり決めておく必要があります。
ここをどのように決めるべきかは後の記事で詳述します。
2.Webサイトへの入り口を意識する
集客を目的としたWebサイトは「なるべく多くの人に見てもらう」必要があります。
サイトを見てくれた人の中で、「このサービスを使ってみたい」と思ってくれた人があなたのお客様になりますので、見てくれる人は多ければ多いほど良いのです。
ではどうすれば多くの人があなたのWebサイトを見てくれるようになるのでしょうか?
Webサイトに人が訪れる主な入り口は
・メルマガやチラシなどにURLを掲載する直接訴求
・広告出稿
・検索エンジン
・SNS
の4つです。
インターネットのメリットを生かすのであれば、まず「検索エンジン」「SNS」経由の訪問者が増えるようにするのが効果的です。
最初のうちは知人や常連のお客さんに直接PRすることで、とりあえずの訪問者を得ることができるかもしれません。
しかしたとえば、1日1,000人の訪問者を集めたいというような段階になると、自力でのPRには限界があります。(※著名人であればこれでビジネスサイトとして成り立つことがありますが、今回は除外します。)
広告出稿によるPRは予算が潤沢であれば初期でも可能ですが、多くの場合はWebサイトからの売り上げが見込めるようになるまでは難しいでしょう。
ですから、まずは「検索エンジン」と「SNS」経由での訪問を意識することがおすすめです。
検索エンジンの上位に表示されるように、またSNSで拡散されやすくするように、Webサイトを整えるにはそれなりのノウハウが必要です。しかしきちんと理解をして実践すれば、あなたのWebサイトを人気サイトに育てることは十分に可能です。
※筆者が運営しているサイトの例。検索エンジンからの流入が全体の約85%。安定した高いPVを保っています。筆者としては「SEO(検索最適化)」と「SNSへの最適化」は同時に行わない方が良いと考えています。理由は後の記事で詳述します。
3.閲覧される理由を設置する
掲載する内容が決まり、検索エンジンやSNSからの訪問をまずは意識するということを理解しました。
さて、では「検索エンジン」や「SNS」で目にしたとき全員がそのサイトを訪れるかというとそうではありません。サイトを訪問するには
「見てみたい!」
という理由が必要です。
※このグラフは、Googleのサーチコンソールの「検索アナリティクス」をキャプチャーしたものです。検索結果への表示回数や検索順位、検索結果のクリック率などの遷移を確認することができます。サイトの運営を始めたら、このようなツールを用いてサイトへの流入状態をチェックする必要があります。
自分に当てはめて考えてみれば分かりますが、わざわざ時間を割いて閲覧するWebサイトにはそれぞれなにか理由があるはずです。
検索結果やSNSからWebサイトを開くとき、あなたはどのような理由で開いていますでしょうか。
・今抱えている問題が解決できそうだ
・タイトルが分かりやすく興味深い
・知りたいことが分かりやすく整理されていそうだ
・面白そうだ
このような理由が多いのではないかと思います。世の中の多くの人も同じです。
あなたがこれから作るWebサイトにも、このような「わざわざ訪問する理由」を設定しておく必要があります。
これは実は容易ではありませんが、逆にいえば、それさえできればPRすると人は見に来てくれるということになります。
自分であればどのような「理由」を作れるか、じっくりと考えてみましょう。
「専門分野の丁寧な解説」「新しい情報の速報」などは一般的に見る理由になりやすく、サイトの運用に慣れていなくても実現可能ですから筆者としてはおすすめです。
Webサイトを訪れる理由はその他にもいろいろありますので、普段自分がどういう理由でWebサイトを訪れているかを吟味してみてください。
その中で自分が作り出せそうな「訪問の理由」があれば、それはチャンスと言えます。
4.情報に価値を持たせる
無事にWebサイトのコンセプトが決まったとします。
なにを掲載するかが決まり、これであれば検索結果で目にした人の何割かは見に来てくれるだろう!という理由を設置しました。
さあいよいよここからがスタートです。
あなたは、Webサイトを見に来てくれた人を満足させなければなりません。
検索結果やSNSで見かけてWebサイトに行ってみたけど、期待したような情報が無くてがっかりした経験はないでしょうか。
そのようなWebサイトになってしまってはいけません。
来てくれた人に、確かに価値のある情報を提供する、というのはとても大切な事です。
上述の「訪問する理由」を満たしたら、その次は「訪問してくれた人を満足させる」ことを考えます。
「検索結果の上位に入るようにしたい」
「とにかくSNSで目立ちたい」
ということだけを考えてサイトを運営する方がまれにいますが、来てくれた人ががっかりするような薄い内容では結局のところ集客に結び付きません。
検索エンジンもそのようなサイトは上位に表示しないようにアルゴリズムを組んでいますから、訪問者数もそのうち減少します。
Webサイトを友人知人に紹介したことがある方も多いと思いますが、そのサイトはどのようなWebサイトだったでしょうか。
「共感できる」「感動する」「とても勉強になる」「納得できる」「問題が解決する」
このような要素を含んでいたのではないかと思います。
あなたがこれから作るWebサイトにそのような要素があれば、時間とともに自然に、そして勝手に成長していくはずです。
集客できるWebサイトの運営は究極的にはこれだけでOKです。
価値ある情報をWebサイトに掲載することがまずは必要条件ですが、そのうえで例えばサイトを正しく検索エンジンに評価させる補助的な技術として、SEO(検索最適化)が存在します。
【参考:「SEOとは何か」本質を理解し恒久的に集客をもたらす考え方】
SNSへの最適化、広告を用いた収益化、広告出稿によるPRなども、「Webサイトに価値ある情報が掲載されている」からこそ効果を発揮します。
次の記事では、サイトに何を掲載するかを決める際に参考にすべき数字について、具体的な数値を見ながら説明します。
次記事:キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる方法