【コンテンツ東京2016】&【第2回コンテンツマーケティングEXPO】参加レポート
こんにちは、なんでものびる編集部です。
2016年6月29日から7月1日まで東京国際展示場で開催されていた「コンテンツマーケティングEXPO」。
弊社も共起語分析ツール「NNアナリティクス」の発売で出展していたのですが、コンテンツマーケティングEXPOの他ブースや同時開催されている他の展示会も非常に面白くて、ついついブースでの仕事をサボってあちこち歩き回ってしまいました。
いろいろ見て存分に楽しんできたので、各ジャンルでの傾向や面白かったブースなど、編集部の独断と偏見で簡単に紹介していこうと思います。
↑ 存分に楽しんでいる図
コンテンツ東京2016とは?
弊社がブース出展した「第2回コンテンツマーケティングEXPO」は、「コンテンツ東京2016」というイベントの1部門です。
コンテンツ東京2016は、東京国際展示場の西ホール1階2階すべてを使って開催される大規模な展示会で、VRやロボットに始まり、映像や音楽などさまざまな「コンテンツ」が展示されていました。
コンテンツ東京2016は、下記の展示会群から成立しています。
- クリエイターEXPO
- キャラクター&ブランドライセンス展
- 先端コンテンツ技術展
- プロダクションEXPO
- 制作・配信ソリューション展
- コンテンツマーケティングEXPO
これに「AI・人工知能ワールド」を加えた7つのエリアで、さまざまなコンテンツが紹介されていました。
上ふたつの「クリエイターEXPO」と「キャラクター&ブランドライセンス展」のみが2F、他の展示会が1Fです。
それでは、それぞれのエリアについて、感じたことや面白かったことなどを紹介していきますね。
クリエイターEXPO・キャラクター&ブランドライセンス展
クリエイターEXPOは、イラストレーターやライターなど、さまざまなクリエイターが主に個人ブース出展しているエリアです。
ブースには作品が展示されていることも多く、全体的に非常に鮮やかな印象を受けました。
1Fエリアにはライターやデザイナーを探している企業も多く出展していたので、お互いにいい機会が持てたのではないでしょうか。
いたるところで直接交渉や商談をしている姿が散見され、小規模で和やかなコミケのような雰囲気でした。
無料の資料を配布されている方も多く、しっかりとした冊子型のパンフレットも多く見受けられました。
フリーランスで活動されている方はとくに、こういった対面での営業の機会はあまりないかと思います。クリエイターにとっても企業側にとっても、利のある同時開催ですね。1Fの企業エリアを回って営業している方も、会期中によく見かけました。
↑ 編集部が受け取った、出展ライター様との冊子。フルカラーでしっかりと作り込まれています。
キャラクター&ブランドライセンス展は、メジャーなものからニッチで尖ったものまで、さまざまなキャラクターがひしめきあった空間でした。キャラクターの着ぐるみも多く、歩いているだけでかなり心が和みました。
こちらの着ぐるみも時おり1Fに降りてきていて、弊社のスタッフも一緒に写真を撮ったりと大はしゃぎをしていました。
先端コンテンツ技術展
SonyやPanasonicなどの大手企業も出展していたこのエリア。
とにかくVR(ヴァーチャルリアリティ)が非常に多かったです。VRだけで20ブースはあったのではないでしょうか?
ブースで体験できるところも多く、30秒程度のものもあれば5分近くじっくり体験できるものまでさまざまな種類がありました。
↑ 再び、存分に楽しんでいる図
こちらのブースは、水飛沫などと連動して椅子も動いたようです。
また、このヘッドギアは視力に合わせて映像を調節できたらしく、普段眼鏡の人でも眼鏡なしで楽しめたとのこと。
VR以外に見られた傾向としては、「視覚と聴覚」など、複数の感覚を連動させるものが散見されたことでしょうか。
朗読の音声を認識して映像が切り替わる投影型の絵本(VOICETORY)が、個人的に強く印象に残りました。お子様やご家族向けのイベントなどで、非常に効果的なのではないでしょうか。
他にも、タッチパネルのように触れて操作できる立体映像(下映像・空中映像サイネージ)や、内側のほぼ全方位にスピーカーの搭載された樽型の音響装置(音響樽)など、さまざまなものが出展されていました。
ドローンや3Dプリントなど最先端の技術を利用したコンテンツが結集しており、コンテンツ東京の中でもっとも華やかでエンタテイメント性の高いエリアでした。
イベントやセミナーで役立てられるコンテンツが非常に多かった印象があります。
プロダクションEXPO
広告やゲーム、Webアプリ、音楽などのさまざまな制作プロダクションが一堂に会するエリアです。
視覚に訴えるものが多かった印象が強く、多数のブースで液晶画面が用意されていたように思います。
先端コンテンツ技術展と比較すると、「斬新さ」「驚き」というよりは、「親しみやすさ」「馴染みやすさ」が重視されていたように思います。
個人的に、音楽が非常に好きなので音楽サウンドゾーンをじっくりと見て回ったのですが、それぞれのブースでまったく異なる売りを持っていて楽しめました。視聴用ヘッドフォンが用意されていたり、CDを配布したりしてくれて、「その場でパッと判断したい」というニーズにも「あとでじっくり吟味したい」というニーズにも応えている点が参考になりました。
↑ 配布されたAudiostockの視聴用CD。
あとは、自治体ゾーンというエリアが設けられていたことが面白かったです。
福島、秋田、仙台、福岡など、さまざまな地方自治体がブース出展しており、それぞれ独自の姿勢を打ち出していました。地方誘致に関する資料なども充実しており、補助金の説明なども具体的になされていて、実際に地方展開を考えている企業にとっては大いに有用な機会だったと思います。
制作・配信ソリューション展
動画配信サービスや動画作成代行の企業が多く参加していたエリアです。
リアルタイム配信システムやハイレゾ配信など、従来の一般的な配信サービスに何らかの付加価値をつけたものが多く見受けられました。
また、さまざまなデータ管理システムも紹介されていたのですが、そのほとんどがクラウドを前提にしているものだったことが印象的です。
アプリケーションの開発や運用を支援するブースも多く、アプリ市場の勢いや大きさを感じさせられました。
電子書籍関連のブースも多く、縦書きに特化したエディタなども販売されていました。
基本的にWebの記事は横書きですが、日本語は縦書きの方が読みやすい、という層もまだまだ多く存在しています。縦書きのエディタは表示や操作にやや難がある印象が強いのですが、そこに特化したエディタというのも非常に面白いなと感じました。
コンテンツマーケティングEXPO
コンテンツマーケティングの企業というと記事制作代行やマーケティング支援を思い浮かべがちですが、それ以外にもさまざまなサービスや商品が出展されていました。
編集に特化したブースや紙媒体での出版を支援するブース、ソーシャルメディアやメールマガジンによるマーケティングに特化したブースもあり、かなり多様なサービスが展開されていました。
また、ブースでセミナーを実施している企業も散見され、他エリアよりも「企業が営業活動をしている」という雰囲気の強いエリアになっていました。クリエイターEXPOの方にも書きましたが、ブースに営業をかけるライターの方なども多く、先端コンテンツ技術展などと比較するとより現実的な商談が多かったのではないでしょうか。
また、今回はマーケティングオートメーションツールがかなり目立ちました。
今後のWebマーケティングの在り方を大きく左右するツールなだけに注目度も非常に高く、客足も途切れずずっと続いていたようです。
弊社の出展ブースにも、幸いなことに途切れることなく多数のお客様にご来場いただきました。
↑ こんな真っ赤なブースでした。壁にかかっているA0サイズのパネル漫画は、弊社社員の力作です!
↑ 現在は弊社の会議室に設置されています。お越しの際にはぜひご覧ください。
ブースでは高品質かつスピーディーなコンテンツ作成をサポートする共起語抽出ツール「NNアナリティクス」をご紹介していたのですが、やはり皆さまコンテンツ作成に悩んでいらっしゃるようでした。
ビジネスとしてコンテンツ制作を行うとき、単に検索順位を上げるだけではなく、いかにして有益な記事を効率よく作成し企業利益につなげるのか?という命題は常に付きまとうものです。
その悩みに対して客観的な指標を提供できれば、制作指示や執筆、品質管理の工数が大幅に削減されます。コンテンツ制作は手間がかかるものですが、その手間を極限まで減らすお手伝いを今後も続けていかなければと強く感じました。
なお、当日はSEOのコツをまとめた小冊子を配布していたのですが、予想以上に多くの方にご来場いただいたため会期終了前に配布終了となってしまいました。
お渡しできなかった方には、本当に申し訳ございませんでした。
VRで遊んだりもしていましたが(笑)、同業の方も含めて多くの方とお話しさせていただいて、非常に実りの多い三日間でした。
コンテンツマーケティング市場は年々拡大しており、今回の来場者数は前回の33%増しだったそうです。
コンテンツ東京2017の開催も決まっており、今後もこの傾向は続くことが見込まれます。
今回はご来場や出展を見送った方も、もしご興味を持たれましたらコンテンツ東京2017に足を運んでみてくださいね。